こんにちは、Dev Content DivisionのDiv Leadをしているmochikoです。LINEヤフー株式会社で開発者向けのドキュメントを書くテクニカル ライターとして働く傍ら、個人としても技術書を書いて出しています。
2026年2月6日(金)〜8日(日)に、LINEヤフーがフードスポンサーとして協賛する「Bookathon - 本を書くハッカソンイベント」が、六本木ヒルズのメルカリオフィスにて開催されました。

このイベントにはフードスポンサーとしての協賛に加えて、複数のLINEヤフー社員が運営に協力すると共に、本を書く側の一般参加者としてもLINEヤフーから10名ほどのエンジニアが参加しました。このブログでは3日間に渡るBookathonの様子を紹介します。
Bookathon開催の背景
LINEヤフーでは、2025年の春に『技術評論社の編集者を招いて「本を出すきっかけ」の作り方を聞いてみよう』と題した社内イベントを開催しました。このイベントにはLINEヤフー社内から延べ140名のエンジニアが参加し、これをきっかけに「MCPサーバー開発大全――独自サーバーの実装から自動テストの構築まで」という書籍も技術評論社から出版されました。

ですが、延べ140名が本を書くきっかけを学んでも、そこから1年以内に出版 へ繋がったのが1冊だけだったことを考えると、若手のエンジニアに本を書いてもらうには、背中をもう一押しする仕組みが必要だ、と感じていました。
技術書が生まれるときに最も益を得るのは、実はその本を「読んで学ぶ」読者ではなく、執筆を通して己の知識不足に気づき、書きながら調べたり悩んだりすることによって、その技術についてより詳しくなっていく……つまり「書いて学ぶ」著者自身です。だからこそ若手のエンジニアに「本を書く機会」を作りたい!ということで、みんなで集まって短期間で技術書を書き上げるBookathon(ブッカソン)というイベントを開催することになりました。
自社に限らず興味のある若手なら誰でも参加できるよう、今回のBookathonは技術書の執筆支援コミュニティ「技術と本と猫」が主催となり、会場スポンサーとして株式会社メルカリ、フードスポンサーとしてLINEヤフー株式会社、おやつスポンサーとして株式会社SmartHR、コーヒースポンサーとしてTechnical Writing Meetup、メディアスポンサーとしてTECH WORLDが協賛。さらに技術書典が後援する形で実現しました。
Day 1:2月6日(金) 19時〜22時 キックオフ、チーム編成、環境構築
Bookathonでは最大5人のチームで1冊の本を書き上げます。初日はまず自己紹介と「何を 書きたいか」「どんな技術に興味があるか」などを周囲に話して、チームを決めていきます。
このチーム決めは、チームサポーターとしてLINEヤフーのハッピー佐藤さんとメルカリのSaeさんがたのしく進行し、42名の参加者たちを13のチームへとまとめてくれました。

チームが決まったら、各自のパソコンで執筆に必要な環境構築をします。今回のBookathonでは、Re:VIEW(リビュー)という書籍制作のためのツールを使用しました。原稿をRe:VIEW記法で書いてデプロイすることで「本の見た目」に自動組版されたPDFファイルが生成でき、さらにGitHubも組み合わせて使うことで、複数人で本を書くときの原稿の共有やバージョン管理、校正などがやりやすくなります。

それぞれのパソコンで環境が構築できたら、おいしいケータリングを食べながら、これから3日間の執筆に向けて「どんな構成にするか」「どんなスケジュールで進めるか」などを話してDay 1は終了です。
