LINEヤフー Tech Blog

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JJUG CCC 2025 SpringにLINEヤフーのエンジニア2名登壇します(6/7)

2025年6月7日(土)に開催される「JJUG CCC 2025 Spring」にて、LINEヤフー株式会社はセッションスポンサーおよびブーススポンサーを務めます。協賛ブースでは、LINEヤフーのサービスを開発するエンジニアがご説明します!ノベルティもプレゼントしますので、皆さんぜひご来場ください。

また、今回もLINEヤフーのエンジニア1名のプロポーザルが採択され、さらにスポンサーセッションで1名が登壇します。合計2名のエンジニアが発表を行いますので、ぜひ皆さんもお聴きください。

本ブログでは、LINEヤフーから登壇する2名の発表者の内容についてご紹介いたします!

セッション紹介

タイムテーブル:https://sessionize.com/api/v2/s2ztutnz/view/GridSmart

JJUG CCC 2025 SpringでのLINEヤフーからのセッションをご紹介いたします。

どのセッションも、Javaが大好きなエンジニアによる素晴らしい発表です!

各発表の概要に加え、発表者ごとのコメントも掲載していますので、ぜひご覧ください。

Java, Go, Rustのメモリ管理手法の比較

本セッションでは、Java, Go, Rustの3言語が採用しているメモリ管理手法の解説と、負荷テストを通じたパフォーマンス比較を行います。

まず、Java 9以降で標準化されたG1GC(Garbage First Garbage Collection)の特徴や、Goの効率的なメモリ割り当てとそれによって実現されるシンプルなGC、そしてRustの所有権モデルによるGC不要の仕組みを説明します。

次に、3言語で実装したWebサーバーを対象に負荷テストを行い、レスポンス速度やCPU使用量、メモリ使用量などのパフォーマンスを比較・分析します。このセッションを通じて、Java, Go, Rustのメモリ管理の仕組みを理解し、それぞれの特徴やパフォーマンスへの影響を把握することができます。

Wada Takamichi

  • 発表時間:11:25 - 11:45
  • 発表者:Wada Takamichi / @wadayamada
  • Room:J

発表者からメッセージ

JavaとGoはGarbage Collection(GC)でメモリを管理する一方、RustはGCを持たずオーナーシップモデルを採用しています。

また、Javaはオブジェクトの寿命を考慮する世代別GCを用いるのに対して、Goは並行マーク&スイープとエスケープ解析を組み合わせるなど、各言語でアプローチが異なるのが面白いです。

こうした設計思想の違いがパフォーマンスに与える影響も含めてお話ししますので、ぜひ楽しんでいただければ嬉しいです。

単一Gitリポジトリから独立しました

このセッションでは、我々のチームがJavaアプリケーションをモノレポからポリレポへ移行する上で得た知見や課題を詳細に共有します。

  • 移行に至った経緯
  • モノレポ/ポリレポにおけるgradle
  • CI/CDの個別化
  • 共有コードの移行
  • 安全に完了するためのデプロイ戦略

山道 大地

  • 発表時間:14:15 - 15:00
  • 発表者:山道 大地 / @yamamichid
  • Room:E

発表者からメッセージ

我々のチームではマルチプロジェクト構成のモノレポを使用していましたが組織改編によりレポジトリを分離するに至りました。

当時抱えていた問題点や移行後の課題を共有することでみなさんの移行作業の見積もりや実行の参考になればと思います。

また移行に際して行った改善点なども共有するので、間近に移行作業を迎えている方だけでなく大規模なレポジトリで問題を抱えている方などにも一部参考になると思います。

X: @yamamichid

イベント概要

  • 名称:JJUG CCC 2025 Spring
  • 日程:2025年6月7日(土)
  • 場所:東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー 5F
  • Link:https://ccc2025spring.java-users.jp/

終わりに

毎年2回、春と秋に開催される日本最大のJavaコミュニティイベント「JJUG CCC 2025」にて、LINEヤフー株式会社のエンジニアが登壇します。

カンファレンスに参加される方はぜひセッションやブースに足をお運びください!