こんにちは、フロントエンドエンジニアのYusukeです。普段は、LINE公式アカウントに関する開発を行なっています。
2024年10月19日に大手町プレイス ホール&カンファレンスにて開催された「Vue Fes Japan 2024」にて、LINEヤフー株式会社はゴールドスポンサーを務めさせていただきました。
この記事では、イベントの概要とセッションの内容、そしてLINEヤフーブースで出展していたコンテンツについてご紹介します。
Vue Fes Japanとは
Vue Fes Japanは、2018年に誕生した日本最大級のVue.jsカンファレンスです。
Vue.jsだけでなく、ViteやRolldownといったツールチェーンやエコシステムに関する知見や動向を共有する場として、多くのエンジニアが集まりま す。今年の参加者は750名以上に達しました。
このカンファレンスは、Vue.jsコミュニティの活性化を目的としており、初学者からメンテナーまで幅広い層が参加できるよう設計されています。
国内外の著名なスピーカーによる講演やハンズオンセッションを通じて新しいアイデアを得たり、同じ興味を持つ仲間と交流したりすることで、コミュニティの一員としてのつながりを深める貴重な機会となっています。
LINEヤフーとVue.js
LINEヤフーでは、「LYPプレミアム」や「LINE公式アカウント」「LINEギフト」など、さまざまなプロダクトでVue.jsを使用しています。
LINEヤフーのフロントエンド組織内で実施したアンケート結果では、63.3%のエンジニアがVue.jsを採用したプロジェクトに関わっていると回答しました。
このように、LINEヤフーとVue.jsのつながりは非常に強く、今後もVue.jsを中心とした技術スタックを活用し、ユーザーにとって価値のあるプロダクトを提供し続けることを目指しています。
さらに、LINEヤフーはVue.jsのゴールドスポンサーとして、月500ドルの支援を行なっています。この支援を通じて、Vue.jsコミュニティの成長と発展に貢献しています。
セッ ション
最初のセッションは、Vue.jsやViteの開発者であるEvan You氏によるキーノートでした。講演は英語で行われましたが、日本語への同時通訳が提供されていたため、言語の心配は不要でした。
セッションでは、Vue 3.5「Tengen Toppa Gurren Lagann」におけるパフォーマンスの改善や、Vue 3.6でのVapor Modeについての言及がありました。また、Volar 2.0やVue DevToolsといったトピックも取り上げられました。
さらに、Viteをはじめとするエコシステム周辺の話題もあり、次世代ツールチェーンであるVoidZeroの登場によって、今後のフロントエンド開発環境の進化に対する期待が高まっています。
また、JavaScriptエコシステムをRustで構築することによるパフォーマンス向上の可能性についても触れられ、Rustの学習が現代のWeb開発において重要なスキルになると感じました。
Vite & the Future of JS Tooling
後日、UIT INSIDEにて、セッションの振り返りを行うポッドキャストを公開予定です。ポッドキャストには、登壇者であるVue.jsコアチームメンバーも参加しますので、ぜひご期待ください。
LINEヤフーからはライトニングトークで2名が登壇しました。詳細は以下の資料をご覧ください。
Trusted Types API と Vue.js
Vitest Browser Mode への期待
スポンサーブース
LINEヤフーブースでは、Vue.jsクイズを実施しました。
選択問題から記述問題まで、Vue.jsに関する問題を時間を区切って全部で6つ出題しました。
参加者の方々には、回答やコメントを付箋に書いて問題用紙に貼っていただき、弊社エンジニアと議論を交わしました。
多くの参加者が挑戦してくださり、問題文が見えなくなるほど付箋が貼られました。
Vue.jsのコアチームメンバーの方々にも参加していただき、とても有意義な企画となりました。
問題と解説については、後日LINEヤフー Tech Blogにて掲載予定です。(→追記:Vue Fes Japan 2024 企業 ブース企画 クイズの解答と解説)
さらに、ブースにお立ち寄りいただいた方には、LINEヤフーのオリジナルノベルティをプレゼントしました。
まとめ
コミュニティの熱量も高く、Vue Fes Japanの名の通り、まさにお祭りのようなカンファレンスでした。
ブース出展者としても参加者としても多くの刺激を受け、とても充実した時間を過ごすことができました。
来年のVue Fes Japanもぜひ参加したいと思います。
LINEヤフー株式会社では、フロントエンドをはじめとするさまざまなカンファレンスにスポンサーとして協賛しています。
今後もカンファレンスに参加・協賛した際には、LINEヤフー Tech Blogでのカンファレンスレポートや、XのLINEヤフー TechアカウントやUIT INSIDEにて現地の情報をお届けしていきます。