こんにちは。Androidアプリエンジニアの高梨です。
Kotlin Fest 2024のスポンサーブースでLINEヤフーは「Pocket Code Battle」を実施し、当日はたくさんの方に挑戦してもらえました。
本ブログでは、ブースの企画・運営をどのように行ってきたのかを紹介します。
会場の様子
5年ぶりにオフラインでの開催ということもあり、セッション・スポンサーブースともに非常ににぎわっていました。
Kotlinの言語機能、Compiler Plugin、Coroutinesやテストなどさまざまなトークセッションが行われ、LINEヤフーからも1名が登壇しました。
セッション終了後の懇親会では、多くの参加者と食事 を楽しみながら交流を深められました。
Pocket Code Battleとは
「Pocket Code Battle」は、同じ動作をする複数種類の実装方法が違うコードを比較し、どちらが好ましいかを考えてもらうというものです。
ブースに来た方に意見を書いた付箋を貼ってもらい、それを元にLINEヤフーの開発者と議論できました。
問題は全部で11問作成し、4回に分けて出題することで、ブース参加者が何度も楽しめる内容になったのではないかと思います。
ブースの企画
「Pocket Code Battle」は、DroidKaigi 2023と2022のLINEのブースで実施した「Code Review Challenge」をベースに生まれました。
「Code Review Challenge」は提示された「Bad Code」を改善するためにレビューをしてもらい、改善点を付箋に書いて貼ってもらうという内容でした。
https://engineering.linecorp.com/ja/blog/droidKaigi-2023
https://engineering.linecorp.com/ja/blog/code_review_challenge
「Pocket Code Battle」が「Code Review Challenge」と大きく異なる点は、比較対象のコードに明確な正解がない所です。どの実装方法にもメリット・デメリットが存在し、さまざまな意見を出しやすくすることができました。実際に、参加者が書いてくれた付箋の量は、「Code Review Challenge」よりも多く、議論も活発に行われていました。
ブース運営での工夫
「Pocket Code Battle」を運営するにあたって、より快適に楽しめるように複数の工夫をしました。
付箋でコメントを貼り付けてもらう
ただコードを比較するだけではなく、コメントを付箋に書いて貼ってもらうことで以下が実現できました。
- 過去の参加者の意見を参考にして、問題に取り組める。
- 参加者と運営が一体となって、ブースを作り上げている雰囲気が出しやすい。
問題と想定解答を印刷して配布
ブースに来た人が増えると、掲載している問題が見えづらくなり、何をやっているのかも分かりにくくなるという問題がありました。
この問題を解決するために、問題と想定解答を事前に印刷して配布することにしました。これにより、ブースに長く滞在できない参加者でも、後から自分のペースで挑戦できます。
4回の問題の切り替えに対応したスタンプラリーの作成と豪華なノベルティ
問題が4回切り替わることを明示的に伝えることができ、何度もブースに来て問題に挑戦する動機を作ることができました。
また、4回全ての問題に挑戦してくれた参加者の方には、LINE FRIENDSのクッションやティーセットなどの豪華なノベルティを配布しました。
イベント後の詳細な解説
後夜祭.ktでの解説や、後日公開予定のTech Blogでの詳細な解説で、当日ブースに来られなかった人も「Pocket Code Battle」を楽しむことができます。
まとめ
Kotlin Festのスポンサーブースの企画・運営での工夫について簡単に紹介しました。
「Pocket Code Battle」の各問題の詳細については、今後このブログにてそれぞれの作問者が解説記事を公開する予定です。
今後もLINEヤフーでは、さまざまなテックカンファレンスで楽しいブースを運営する予定です。皆さんがまた来てくれることを楽しみにしています!